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医療機関で発生した電源異常について

1.電圧降下

この施設では人工呼吸器がリセットする事象が発生し、電源調査の結果、15V以上の幅で電圧変動が多発している事が判明した例です。記録では通常約 100Vの状態から、何らかの要因により約82Vまで低下していることが分かり、配電盤の工事をしていただき電圧も安定、その後機器のリセットも発生しなくなりました。

人工呼吸器がリセットする事象が発生し、電源調査の結果、15V以上の幅で電圧変動が多発している事が判明した例です。記録では通常約 100Vの状態

 

2.ノイズ

丸囲みで示す部分の波形に乱れがあることがわかります。

ノイズやトランジェットオーバーと呼ばれる急峻な電圧上昇は、機器のリセットや作動停止は勿論のこと、機器を破壊してしまう恐れがあります。過去には、同じ電源系統に接続された医療機器から発生したノイズの影響で、輸液ポンプが誤作動した事例があったそうです。

電源系統に接続された医療機器から発生したノイズの影響で、輸液ポンプが誤作動した事例があったそうです

 

3.瞬停

バッテリを搭載していない機種でリセットが発生したことから、電源調査を実施したところ、人工呼吸器を接続使用していた電源系統で瞬停が発生している事が判明した例です。

電源調査を実施したところ、人工呼吸器を接続使用していた電源系統で瞬停が発生している事が判明した例

 

では、実際に電源異常によるトラブルを未然に防ぐためにはどうすればよいのか。大きなものでは、院内の電源工事などが必要になるケースもありますが、まずは以下を実践、心がけてください。

 

 

1.人工呼吸器等生命維持装置は、自家用発電設備、無停電電源に接続された3Pコンセント(赤色・緑色表示)に単独にて接続する。

人工呼吸器等生命維持装置は、自家用発電設備、無停電電源に接続された3Pコンセント(赤色・緑色表示)に単独にて接続

 

2.コンプレッサーなどの高消費電力の機器と同じ系統での併用を避ける。
また、電源系統の容量に注意する。
3.環境変化、特に増改築工事や落雷(気候)に注意する。
4.「JIS T1022」に基づく設備設計及び保守管理。
5.無停電電源装置(UPS)の併用。
6.機器の取扱説明書や本体ラベルに記載されている電気規格、仕様を理解しておく。

 

弊社では安全な環境で、安心して機器をご利用いただくためのご提案をさせていただきます。 最寄の弊社事業所、サービス担当者にご相談ください。 


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