当院におけるカプノストリーム20の使用経験
~カプノストリーム20の利点と問題点~
カプノストリーム20の利点は、①まず3.5kgと軽量のため持ち運びが便利である②40秒で素早く起動し、キャリブレーションが不要である③モニターはカラー表示で見やすく、操作が簡単である④鼻用、鼻・口用、挿管用、内視鏡用と多種多様のサンプリングチューブがあり、挿管及び非挿管下のCO2モニタリングが可能である⑤50cc/minとサンプリングレートが少ないため、水分や分泌物の閉塞トラブルが軽減され、換気量の少ない新生児から大人までの幅広い年齢に対応することができる⑥2.5時間のバッテリ内蔵のため患者搬送に適している⑦IPIをうまく活用することで患者の状態変化を素早く捉える事ができる等が利点である。
問題点はあまり見当たらないが、しいて言えば看護師サイドから日本語表示の要望が挙げられ、機能面でIPIは新生児に対応できないということぐらいである。
~最後に~
カプノストリーム20は救急搬送からICU、病棟、在宅医療等の幅広い分野において挿管、非挿管を問わず、CO2モニタリングを迅速かつ正確に患者の呼吸状態を評価することができる新しい呼吸管理モニターである。
またIPI機能を使いこなすことで、医療スタッフも患者の異常変化を素早く察知し、迅速な対応をすることで危機を回避する事できる。当院ICUではほぼ全ての人工呼吸管理患者に対してCO2モニタリングを行っており、十分に満足のいく呼吸管理ができている。
ICUスタッフからも本機のクリティカルな性能面や患者安全面において好評を得ており、小型ながら頼りになるCO2モニターである。これからCO2モニターの購入を検討している施設にはお勧めしたい。






